月別アーカイブ: 2019年11月

日本看護学会 慢性期看護学術大会

20191114-15 日本看護学会 慢性期看護学術大会にて遠矢院長が登壇をしました。
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日本看護学会-慢性期看護学術大会、ICT活用をテーマに在宅医療や地域看護のフィールドで活動なさっている看護師さん達のお話に刺激を受けました。

福岡から見守りロボット「おるけん」の青木比登美さん、加計呂麻島で保健師兼診療看護師をなさっている中村幸代さんともに登壇をしました。
お二人とも地域で暮らす方々や遠くで心配している家族の不安を減らすために取り組まれており、看護の世界を拡げていくパワフルさが頼もしく、コミュニケーションや地域丸ごとでささえていくためのツールとしてのICTの使い方がユニークでした。
私からは、地域連携システムや在宅緩和ケアパス、認知症BPSDケアプラグラムなど、地域の多職種チームケアを統合する取り組みについてお話させて頂きました。
座長の宇都由美子先生とは、私が鹿児島大学三内科時代からのつながりを頂いていて、大学の医療情報や経営マネジメントの第一線で活躍なさっておられます。

鹿児島での開催であったため、かつて一緒に仕事していた看護師さん達もたくさん来られていて、20年ぶりくらいに再開できたことも嬉しかったです。急性期病院の激務の中で共にたたかった戦友のような仲間たち。みんなそれぞれの場所で頑張っておられるようで、昔と少しも変わらないのが嬉しかったです。
またぜひお会いしたいものです。

遠矢純一郎
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日本看護学会 慢性期看護学術大会1


スウェーデン大使館で開催された認知症セミナーにて講演させていただきました

2019/11/07 スウェーデン大使館で開催された認知症セミナーにて、講演させていただきました。大使館内にある木造のアーチ型講堂は、コンパクトながら100席を有するという機能性も備えています。平日の日中にも関わらず、満席となった会場にはおなじみのお顔もあり、おかげでちょっと緊張が和らぎました。

今回の私のテーマは「認知症と生きる希望」。私とスウェーデンとのつながりであるカロリンスカ研究所の認知症ケア修士課程で学んだこと、その後在宅医療や地域ケアの中で関わらせて頂いている様々な認知症への取り組み(認知症初期集中支援やBPSDケアプログラム、認知症に優しいデザインや認知症在宅生活サポートセンターなど)について、この数年間の活動を自分なりに振り返りつつ、認知症をとりまく日本と世界の今をまとめてみました。

こうしてみると、この4-5年の間にも日本ではオレンジプランや認知症カフェなど様々な施策や取り組みが始まり、JDWGなど当事者活動を中心とした動きも活発化しています。その勢いは世界からも注目されています。一方でまだまだ施設や病院、一般市民の認識など様々な場でその波が届いていないところも多く、ギャップが大きくなっている印象もあります。

今回認知症に関わる様々な現場を持つ方々がご参加されており、ご意見や課題について聴かせてくださいました。こういう場で意見交換しながら、互いの知見を共有しあい深め合うことで、進化の速度を上げていかねばならなりません。ローカルを突き詰めるとやがてグローバルに通じていくというのが、まさにカロリンスカで学んだことでした。今後もこうした活動を続けていこうと思います。
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