はじめまして、「ナースケア・リビング世田谷中町」開設準備室の大場哲也です。私は介護福祉士・介護支援専門員の立場から開設準備に携わっています。私は介護職の立場として、開設準備室の「かんたき」にかける開設への想いや、どのような介護を提供していこうと考えているのかを、今後お伝えしていきます!
看護小規模多機能型居宅介護(通称:かんたき)については、これまでのブログをご覧ください。
■2017年春 新しい介護サービスを始めます!(前編)
■2017年春 新しい介護サービスを始めます!(後編)
私自身、在宅・施設と15年近く介護の現場に携わる中で、「このまま家で過ごしたいけど…」と思いながらも、病気の進行や医療管理が難しくなってきたことで、ご本人や介護者の方の負担が強くなり、入院などの選択を迫られ、これまでの生活を諦めなければいけない場面に幾度となく出会ってきました。ご本人やご家族の思いが強いほど、心苦しい選択をされいらっしゃいました。また、私も介護職として本当に寂しい思いをしてきました。
私たちの「かんたき」では、最期まで自宅での生活を続けるための、居場所を作っていきたいと想っています。
ほとんどの介護サービス事業所は、介護職が中心で、医療職はほとんどいません。私たちの「かんたき」では医療職と介護職がひとつのチームとして働きます。介護職が医療職に気軽に相談をして、ケアの提供を行うことができます。医療職が介護職と気軽に話をして、利用者の生活について考えることができます。みんな同じ視点を持ち、気軽に話をしていくことで、ご利用者様、患者様第一の思いを持ったチームになるのだと思います。
すべては利用者や家族が、どんな状態になっても笑顔で暮らしていけるように。私たちは、そんな思いを持って「かんたき」に取り組んで行きたいと思います。
(介護福祉士・介護支援専門員 大場)