月別アーカイブ: 2014年7月

くらら用賀看取りケアセミナー

院長の遠矢純一郎です。

先日くらら用賀で「看取りケアセミナー」を実施しました。

対象は、ほとんどが看取り経験の無いホームスタッフの方々。
皆さん実体験としても、死に向かう過程に向き合う経験が無いので、「怖い」「どうなるのかわからない」「自分になにか出来ることがあるのか?」といった不安を抱えているようでした。

それでも先日くららで看取った方に夜勤帯から朝まで寄り添い、最期を看取ってくださった若い男性ヘルパーさんは、「駆けつけた家族に、どういう言葉をかければいいのかわからなかった」と言うので、「亡くなられた本人には、お別れにどんなお言葉をかけられたのですか?」と聞くと「最期までお優しい方でしたので、『ありがとうございました』と申し上げました」とおっしゃいました。天に召された方への愛情と畏敬、感謝の気持ちこそ、看取りに向きあうときに必要な気持ちだと思いますが、そこに立ち会われたことで自然と学びを得ているようでした。

少人数でしたが、とても充実した勉強会になりました。

くらら用賀セミナー


英国医療に関する勉強会

当院のスタッフであり、英国の理学療法士でもある木内大介さん(事務)が英国医療の現状をセミナー形式で発表いたしました。
英国は医療にフリーアクセス出来るので、日本とは制度や考え方が違います。
また、最近では日本同様に医療財源の在り方に抜本的な変更がなされているようです。

英国は日本と異なり医療を受けるのに保険証が要りません。
英国民だけでなく、6ヶ月以上滞在している外国籍の方も医療にフリーアクセス出来るようです。

ただし、介護に関しては所得に応じた個人負担があるようで、限られた財源でいかにケアを提供するかが模索されています。

今後も海外の医療制度に関してもお話していけたらと思います。