2019/12/12 東京医療センターさんとの定例合同カンファ、今回のテーマは「災害対策」でした。
病院、診療所、訪問看護ステーションなど、参加者それぞれのセッティングでの災害対策についての現状を共有し合い、互いの役割や協力しあえることについて、グループディスカッションをしました。
世田谷区は、つい先月の台風19号で多摩川流域が浸水し、停電や避難が必要となる経験をしました。川べりにある病院も浸水の被害で150名近い患者さまを転院させることになり、被災地域以外の病院もその対応に追われたそうですが、混乱する現場と、搬送を待ち受ける病院側との間でもコミュニケーションが上手く取れず、非効率さがあったといいます。その後、集まった複数の在宅医療クリニックそれぞれの防災対策や今回の浸水被害に対する対応をプレゼンし合いました。それぞれの取り組みの中に、参考になることがたくさんあり、とても収穫の多いカンファレンスとなりました。
大震災のみならず、浸水や停電など、いつでも起こりうることだけに、普段からの意識付けや情報の整理、備蓄や行動マニュアルを準備しておく必要性を改めて感じる機会となりました。わたしたちも1年前から院内の災害対策プロジェクトを立ち上げ、BCPの策定を進めています。今回の学びも取り入れて、なるべく早く完成させ、公開しようと考えています。