2018/1/18 今年もクリニックで餅つき大会を開催しました。
臼や杵、蒸し器や業務用のコンロなどをレンタルして、もち米20kg分のお餅を搗く。もち米が蒸される甘い香りが漂う中、みんなでわいわいお餅を搗きました。近くの老人ホームの方やスタッフや友人の子供たちにも集まってもらい、たいへん楽しい餅つきになりました。今年でもう4回目くらいとなり、だんだん慣れてきて、きめの細かいお餅ができるようになってきました。来年はもっと地域の方々も参加していただけるようなイベントにしていきたいです。
「在宅医療部」カテゴリーアーカイブ
「月刊保険診療」に村上事務長の座談会記事が掲載されました。
世田谷区の初期集中支援チーム事業に根本厚労省大臣が視察に来られました。
2019/01/16 当院の受託事業である世田谷区の初期集中支援チーム事業に根本厚労省大臣が視察に来られました。厚生労働省のサイトでも紹介されていますのでぜひご覧ください。
フォトレポート(認知症初期集中支援チームと特別養護老人ホームの視察)|厚生労働省
「心不全患者を地域で支えるには」セミナーを開催しました。
2019/01/10 当院では2017年の10月より地域のケアマネさんや訪問看護師さん、訪問薬剤師さん向けに月に1回のペースで「在宅医療スキルアップセミナー」を開催してきました。
第14回目となる今回は、「心不全患者を地域で支えるには」と題して、東京医科大学循環器内科学分野の兼任講師をされている渡邉雅貴先生をお招きし、心不全の病態や実践的なレクチャーをして頂き、それを元に、当日参加して下さった50名ほどの多職種の方々で症例検討のグループワークを行いました。
グループワークでは、それぞれの立場から様々な意見があり、それぞれの考えを理解でき、とても有意義なものになりました。
医療者の中でも心不全に対して苦手意識を持っている人は多く、また`今更聞けない`と思っていることも多いですが、レクチャーの内容は、それらが解消できるような内容でした。
これから、心不全は爆発的に増えていくことが予測されています。
それらの疾患を抱えていても安心して過ごせるように、それを支えるスタッフが十分な知識を持って、疑問に思うことは異なる事業所間でも、気軽に相談できるような関係性ができることが多くの方々が安心して暮らせる地域づくりになると考えています。
今回参加して下さった皆様、遅い時間にも関わらずありがとうございました。
この「在宅医療スキルアップセミナー」は、`顔の見える関係作り`も目的ですので、是非、ご気軽にご参加下さい。
(看護師 赤崎真理)
五味先生の執筆記事が「治療」に掲載されました。
3回目の遺族会(こかげカフェ)を開催しました。
2018/11/23 3回目の遺族会(こかげカフェ)を開催しました。
様々な活動を通して、「当事者でなければ理解出来ない気持ちがある」ということに気づき、今回の遺族会は「ご家族を看取られた男性の方」に限定して声をかけさせて頂き、奥様を看取られた5名の方に参加して頂きました。
看取られてからの期間は数年~数ヶ月と差はありましたが、それぞれ、この期間をどのように過ごしてきたかをお話して頂きました。
その中で印象に残った言葉は、「寂しいと感じたことはないが虚しさや切なさを感じる」と仰っていた方がいらっしゃいました。
今までは何気ないことも会話になっていたが、それが出来なくなったことや、旅行のツアーに申し込みをしようと思っても、2名~と書いてあるので申し込みさえ出来なくなってしまった。など、今までの日常がなくなってしまったことに虚しさを感じてしまうとお話されていました。
他には、落ち込んでいたが、そんなことは誰も望んでいないと思い、無理やり予定を入れるようにしていたら、本当に忙しくなってしまった。とお話される方もいらっしゃいました。
参加された方同士で、「遺品の整理が進まないがどうしたらいいのか」という質問に、「心の整理ができる時期がくるまで何もしなくて大丈夫」といった、当事者の方だからこそできるアドバイスもありました。
今回は男性の方に集まって頂いたので、「どこにスーパーがあるのか分からない」や、「パジャマがどこに売っているか分からない」「スーパーに行っても、どの食材を選べばいいか分からないので、スーパーにコンシェルジュのように何でも相談できる人がいればいいのに」など、今まで家事などやったことのない男性だからこその悩みもあるようでした。
ご近所の方との繋がりや、趣味などを通して生じるコミュニティなどでそれらの問題が解決できることもあることを知り、人との繋がりの大切さを改めて感じました。
大切な方を亡くされた悲しみは決して癒えることはないと思います。ですが、この’こかげカフェ’が、少しでもその気持ちを分かち合え、安らげる場になり、私たちもその気持に寄り添える存在で在り続けたいと思います。
(看護師 赤崎真理)
創業10年「これからのこと」を話し合うワークショップを行いました。
2018/11/17 【在宅医療部をアップデートせよ!】
在宅医療部スタッフで、今までの歴史や各々が感じていることを共有し、「これからのこと」を話し合うワークショップを行いました。
創業10年。この企画には、「患者数もスタッフ数も増え、組織が大きくなるにつれて、個人の仕事や気持ちが見えづらくなってきている今だからこそ、これからの組織のあり方について議論する場をつくりたかった」との、院長らの思いがあったようでした。
ひとりひとりにとって、少しでもよい組織のかたちに進化すること。そして、うまれ変わりつづけるチームのかたちが、患者さん方の人生に寄り添った医療を提供し、暮らしを支えつづけることにつながっていく。我々にはそれを実現する力があるぞ、と皆が実感できたワークショップだったように感じています。
読んでくださったみなさま、今後ともどうぞよろしくお願いします。
それでは、在宅医療部アップデートのご報告でした!
Facilitator:株式会社テルメイク 大曽根衛さん(^^)
「桜新町みんなの健康フェス」「こどもドクター体験2018」を開催しました
2018/07/29 「桜新町みんなの健康フェス」を行いました。
二階のクリニックでは、昨年に続き「こどもドクター体験2018」を開催致しました!
徐々に接近してくる勢力の強い台風12号に、前日まで悩まされ、一時開催の中止や延期も視野に入れておりました...。しかし楽しみにしてくださっている参加者の皆様の想いと、私達開催側スタッフの想いが空まで届いたのか?雨も止み無事「桜新町の健康フェス」を開催することができて、とても嬉しく思います!
この企画は、地域の小学1~4年生の子どもたちをドクターに任命し、「医療」「レントゲン」、ドクターから患者様に処方された色々なお薬を準備する大人気の「調剤」、実際に車椅子を体験し、身体におもりやゴーグルをつけお年寄りの身体の動きを知ることができる「高齢者体験」という4つの体験を行いました。特に病院では日頃どんな診察を行なっているのかを知り、怖くない場所だと少しでも身近に感じてもらいたい…という願いも込めて。
たくさんの方から応募を頂き、白衣を纏った選ばれし32名のこどもドクターたちは、とてもおとなしく、はじめはみんな表情も硬く、緊張をしていましたが...同じチームの仲間と一緒に、ひとつひとつの経験を重ねていくうちに、お互いが協力し合い、だんだん活き活きとした表情へと変わっていきました。先生方の話を真剣に聴く子どもたちの眼差しは、とても真剣でキラキラと輝いて見えました。学んだことをドクターズノートに一生懸命書き込んでいる姿を見て、開催しできて良かった、この現場に立ち会えて良かった...そう思いました。
4つの体験を終え、修了証を授与された子どもたちの顔は、自信に満ち、また少し大人に見えました。白衣を着ていなくても、みんなはドクター。あとで受けた研修を思い出し、いろんな人の立場になっていろんな気持ちを知れた研修を思い出し、周りの人に優しく接して行ってもらえたら嬉しく思います。
また、一階のココカラファイン薬局桜新町店のスペースでは、「骨密度測定」「血管年齢測定」「もの忘れ度チェック」、各職種の方々とお話しできる「医療・福祉なんでも相談」のブースを設け、暑い中とても多くの地域の方が足を運んでくださいました。皆様のお役に立てて良かったです。そして、健康についての不安や興味・意識が高い方が多い事を実感いたしました。
私達は桜新町の地域に根差した医療を目指しています。この健康フェスを通して少しでも、医療・薬局・地域の事、高齢者の方の事をより身近に感じてもらえたならとても嬉しいです。
困ったことがあれば、いつでも来てくださいね。
スタッフ一同お待ちしております。
そして今回、参加して頂いた皆様、協力してくださった皆様、開催側の私達もたくさんのことを学ばせて頂きました。課題はまた、次の開催に活かし取り組んでいけたらと思います。この場借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!
主催
桜新町アーバンクリニック
ココカラファイン薬局桜新町店
深沢あんしんすこやかセンター
社会福祉協議会深沢地区事務局
共催
深沢まちづくりセンター
玉川地域障害者福祉支援センター
(事務 合田 清香)
日本在宅医学会で13演題発表しました
2018/4/29-30 第20回日本在宅医学会大会が東京 品川で開催されました。
当院スタッフも大勢で日頃の取り組みを発表しました。発表者と発表内容は以下の通りです。
特に看護師の宍戸と五島がエントリーした「在宅における抗がん剤の曝露対策の実態調査」は全238演題中の優秀演題6演題に選ばれました。(別ブログでご紹介)
発表 | 氏名/職種 | 発表演題 |
最優秀演題 候補口演 |
宍戸結理 | 在宅における抗がん剤の曝露対策の実態調査2 |
公募 シンポジウム |
村島久美子 | 認知症になっても安心して暮らすことができる地域を目指して 認知症初期集中支援チームの活用 ~認知症の人も住みやすい地域を目指して~ |
シンポジウム | 村上典由 | 在宅療養支援診療所の組織マネジメント ~組織の価値を高める5つのポイント~ |
ポスター | 赤崎真理 | 新しい在宅支援のカタチ ~看護小規模多機能型居宅介護を利用した症例を通して~ |
ポスター | 船木巳加 | 遺族会がスタッフに与えた影響 ~スタッフもケアされる空間~ |
ポスター | 篠田裕美 | 認知症のある家族とのがん看取り ~緩和ケアサポートパスでみえた家族ケアへの視点~ |
ポスター | 大場哲也 | 看護小規模多機能型居宅介護における、看取り支援の在り方について ~事例を通して、サービスの特徴を活かした取り組みから考察する~ |
ポスター | 小澤敬子 | 高齢者心不全患者における 看護小規模多機能型居宅介護の在宅心不全ケアモデル |
ポスター | 高木理江 | 訪問診療同行看護師の役割と意義 |
ポスター | 染野良子 | 安心できる在宅移行を行うための支援についての検討 -社会福祉士の立場から |
ポスター | 大須賀悠子 | 診療所薬剤師の役割と意義の追求、質の向上に向けて -在宅療養支援診療所薬剤師連絡会の立ち上げと活動報告- |
ポスター | 五味一英 | 急性期医療と在宅医療をつなぐ ―病診連携カンファレンスを通して― |
ポスター | 遠矢有紀子 | 在宅医療における診療記録の ディクテーション(口述記録)の有用性について |
●在宅における抗がん剤の曝露対策の実態調査2 (宍戸結理)
●認知症になっても安心して暮らすことができる地域を目指して
認知症初期集中支援チームの活用 ~認知症の人も住みやすい地域を目指して~ (村島久美子)
●在宅療養支援診療所の組織マネジメント ~組織の価値を高める5つのポイント~(村上典由)
●新しい在宅支援のカタチ ~看護小規模多機能型居宅介護を利用した症例を通して~ (赤崎真里)
●遺族会がスタッフに与えた影響~スタッフもケアされる空間~ (船木巳加)
日本在宅医学会大会で宍戸結理看護師の発表が優秀演題に選ばれました。
2018/04/29 日本在宅医学会 第20回記念大会で全238演題の中から選ばれた優秀演題6演題に当院の宍戸看護師と五島看護師の発表が優秀演題に選ばれ、第20回記念大会で口演いたしました。タイトルは「在宅における抗がん剤の曝露対策の実態調査2」、近年、外来や在宅で抗がん剤治療が行われる機会が増えていますが、ご家族や介護スタッフも関わる在宅療養の場で、抗がん剤の曝露に対する認識や対策がどの程度なされているかについて、世田谷区の訪問看護ステーションを対象に実態調査を行って、その結果、訪問看護師の抗がん剤曝露に対する知識は不十分で、患者・家族への説明が十分に行われていないということが判明しましたことについてを報告し、今後どのような対策が必要化を考察した内容になっています。
大会初日、最初のセッションで大きなホールで大勢の聴講者のなかで「練習通り」しっかり発表いたしました。お疲れ様でした!
●在宅における抗がん剤の曝露対策の実態調査2 (宍戸結理、五島早苗)