在宅医療部」カテゴリーアーカイブ

長野県看護大学で講演しました

10月18日(金)に当院の片山看護師が長野県看護大学で「在宅における緩和ケア、認知症ケアの実践」という演題で講演をおこないました。
在宅ケアを考える上では緩和ケア及び認知症ケアの役割は大きな割合を占めます。
今回は、看護学部2年生と大学院修士課程の学生さんに対して講演をおこないましたが、どちらの講演も学生さんの将来への良いモチベーションになったようでした。

学生さんへの講演・セミナーは今後も続けていきます。


さくら訪問看護ステーション瀬田に見学に行ってきました!

桜新町アーバンクリニック在宅医療部/ナースケアステーションの看護師の尾山です。往診同行だけではなく訪問看護も本格的に実施していくにあたって、他事業所の勉強も兼ねてさくら訪問看護ステーションへ見学に行ってきました。

見学では5件の患者様の自宅をまわり、訪問看護師の患者さんへの関わり方やケアを勉強させていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。特にリンパドレナージの技術には驚かされ、私も勉強したいと刺激されました。在宅では病院のように医療器具や材料が揃っていない中で医療を提供していかなければならないことがしばしばあるため、看護師が自分の手で行える技術をひとつでも多く身につけ磨くことは在宅医療の充実につながっていくと感じました。

さくら訪問看護ステーションは所長の中嶋さんはじめ頼もしい訪問看護師さんがたくさんおり、当院がいつも連携をとらせていただいている事業所のひとつです。同じ地域をまわっているので同じ患者さんを担当している場合もあり、看護師同士でお互いの立場から患者さんについても話し合い、ケアを共有することができました。これからも地域の事業所同士で連携を取り合い、世田谷区の在宅医療が充実していけるようにがんばっていきたいと思います。

尾山


認知症初期集中支援の全国的取り組み

当院では、厚生労働省から委託を受けるかたちでモデル事業として認知症初期集中支援を実施しています。厚生労働省は、9月2日、2013年度の認知症初期集中支援チーム設置促進モデル事業を行う市町村を発表しました。

認知症初期集中支援チームは、2012年9月に厚生労働省が公表した認知症施策推進5ヵ年計画「オレンジプラン」において示された施策のひとつ。看護師や作業療法士などの専門家からなるチームを地域包括支援センターなどに配置し、認知症やその疑いのある人を家庭訪問し、症状の程度の確認や必要なアドバイスを行うことで早期の診断や治療につなげ、対象者や家族を支援することを目的としてます。2012年度はモデル事業のスキーム検討を行い、2013年度と翌2014年度にモデル事業を実施。2015年度以降はモデル事業の実施状況などを検証し、全国普及のための制度化を検討することで予定されてます。

2013年度にモデル事業を行うのは、北海道苫小牧市、宮城県仙台市、山形県白鷹町、福島県福島市、群馬県前橋市、東京都世田谷区(当院)、福井県敦賀市、長野県長野市、京都府宇治市、兵庫県神戸市、岡山県新見市、山口県宇部市、熊本県荒尾市、鹿児島県南大隅町の14市町村。

認知症初期集中支援チーム設置促進モデル事業の概念図を載せますので、興味のある方は是非ご覧下さい。
無題

 


認知症初期集中支援チームの活動-担当医師と看護師に現況を聞く-

「Visionと戦略」 2013.10月号に当院の認知症初期集中支援チームの活動が取り上げられました。
当院医師の上野秀樹先生と片山智栄看護師のインタビューが掲載されてますので、是非ご覧ください。

上野秀樹医師「チームだけでは支えきれないモデル事業でケアの標準化へ」
片山智栄看護師「初期集中支援チーム員研修で見えた手探りの現況」

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在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク in 新潟

在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークの全国大会が新潟で開催され、当院の院長とスタッフが演題発表しました。演題内容を以下に添付しますので、是非ご覧下さい。

「認知症ケアのゆくえ」 院長 遠矢純一郎

「在宅医療24時間体制強化のためのモデル化」 事務長 村上典由

「在宅緩和ケアにおける薬剤師往診同行の役割と実際」 薬剤師 大須賀悠子

「地域医療連携支援システムの課題と将来展望」 事務スタッフ 北山摂

遠矢先生2大須賀さん1

村上さん2北山2


遠矢院長が「在宅医療導入のメリット」について講演しました。

当院の院長である遠矢純一郎医師が、やさしい手(介護事業所)主催の講演をおこないました。

「在宅医療導入のメリット」について講演してますので、在宅医療に興味がある方や在宅医療のことをもっと知りたい方には大変参考になる内容となってます。

是非ご覧下さい。


「ユマニチュード」イブ・ジネスト先生による講演会を開催しました

8月24日に当院主催で「ユマニチュード」イブ・ジネスト先生による講演会を開催しました。           “ユマニチュード(Humanitude)”というフランス発祥の、認知症の人のためのケアメソッドをご存知でしょうか?認知症の人に“人”として接するために構築された「認知症ケア理論」と、実践するための150を超える「具体的な技術」は、認知症の人の周辺症状を軽減するばかりでなく、ケアする人にやりがいと感動をもたらします。今ではフランスの400を越える病院や介護施設、老人ホームで利用されており、それぞれの施設の職員が継続的に教育セッションを受け、質の向上を図っています。

今回は、来日されていたメソッド創始者のイブ・ジネスト先生によって、その理論と数多くの事例に基づいた実践的なケアの哲学と技術についてお話いただける機会をいただきましたので、急遽、東京医療センター様と共同開催という形で講演会を開催いたしました。

ユマニチュード1

◆日時  2013年 8月24日(土)
13時~15時 (映像を駆使したレクチャー)
15時~17時 (徹底質問コーナー)
◆会場  東京医療センター 大会議室                                           ◆主催  桜新町アーバンクリニック、東京医療センター

時間がない中でご案内したのですが、先駆的な取り組みで成果を上げられているジネスト先生の講演ということで、官庁、行政の担当者から、マスコミ、医療・介護従事者など、140名以上の方々にご参加いただき、講演と質疑を合わせて約5時間の熱い会となりました。

今回、ジネスト先生が来日され講演していただけたのは、ユマニチュードを日本に広めたいと考え、ユマニチュード日本支部を立ちあげられた医療センターの本田美和子先生によるものです。本田先生には講演の司会進行もお願いし、大変お世話になりました。また、医療センターの皆様、通訳の高野勢子様にも大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。

ユマニチュード2

本田美和子先生によるユマニチュード紹介記事
http://goo.gl/TdLo4e

フランスTV M6 ZonE ユマ二チュード特集1 冒頭
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiRWZXM1VXa0Y5MTg/edit?usp=drive_web

フランスTV M6 ZonE ユマニチュード特集2 医師のコメント
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiWWEwSVRPbjdIU1E/edit?usp=drive_web

フランスTV M6 ZonE ユマニチュード特集3 ケアの実践
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqicG1Zazdsb3VMaXc/edit?usp=drive_web

ZonEマルクさんRosette long ver.m4v
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiYzV0Z1VsN1Q1MHc/edit?usp=drive_web

フランスA2ニュース特集.m4v
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiS1RmRzRQYmprV28/edit?usp=drive_web

ユマニチュード紹介記事.pdf
https://docs.google.com/file/d/0ByHmsqs6UuqiTkxWN3pUeG9xTzA/edit?usp=drive_web

東邦大学看護学部 高齢者看護学研究室ブログより
http://www.lab.toho-u.ac.jp/nurs/gerontology/blog/tjoimi0000001ohn.html

ユマニチュードがNHKでも取り上げられました
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/167909.html

当日の様子が高齢者新聞に掲載されましたので、以下をご覧下さい。

ユマニチュード