在宅医療部」カテゴリーアーカイブ

NHKの医療番組「チョイス」の在宅医療第2弾「家で最期を迎えたいとき」の収録でした

今日(7/6)はNHKの医療番組「チョイス」の在宅医療第2弾「家で最期を迎えたいとき」の収録でした。

今回は当院の患者さんや看取りを経験されたご家族も取材にご協力頂きました。難しいテーマでしたが、取材に応じて下さった方々は、「自宅で最期まで暮らすこと、それを支えること」をとても前向きに、その喜びや思い、不安やご苦労を語ってくださり、良い番組になったと思います。少しでも多くの方に、終末期に在宅という選択肢があることを知っていただき、それを希望する方ががきちんと受けられるようになるといいなと思います。

テーマのおかげか、ほっしゃんら司会の方たちの興味やお話があれこれ弾み、なかなか台本どおりにはならず、終始緊張しどおしでした、、、。^_^;
あとから考えると言い足りなかったこととかがいっぱいありますが、どうかお許しを。

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8月29日土曜、NHK-Eテレにて午後8時からの放送予定です。是非ご覧ください。

NHK-Eテレ「チョイス@病気になったとき」 →http://www.nhk.or.jp/kenko/choice/

(院長 遠矢純一郎)


日本経済新聞(日曜版)「診療×IT」の特集で当院が取り上げられました

医療業界でも多くの場面でIT化が進んでいます。日本経済新聞の日曜版で病院やクリニックなどでITを活用している事例が特集され、当院の取り組みが記事として掲載されました。

当院では在宅医療を開始して以来、院内外との情報共有と業務の効率化のためにスマートフォンやWEBなどのICTツールを全スタッフで活用しています。地域の中で多職種、多事業所が関わる在宅医療において、よりよい医療や介護を提供するためには、1人の患者さんに関わる多職種が同じ情報を共有し、同じ方向を向いている必要があります。ICTはそのような場面では非常に強力なパートナーです。今後、ますます進歩するITが、患者さんの利益につながるよう、上手な使い方を常に模索していきたいと思っています。

ご興味のある方は、ぜひご一読ください。

【掲載記事はこちら】
→ 日経日曜版_20150614

日経日曜版_20150614


関東中央病院にて「病院から在宅医療へ がん診療における円滑な連携のポイント」というテーマでセミナーを開催

昨夜(6/5)は私達の主な連携先のひとつである関東中央病院にて、「病院から在宅医療へ がん診療における円滑な連携のポイント」というテーマでセミナーを開催する機会を頂きました。当院からは遠矢院長、五味一英医師、篠田裕美医師の3人で、それぞれ在宅医療におけるがん緩和ケアの総論、症例紹介、在宅緩和ケアパスについて講演し、病院スタッフにあまり知られていない在宅医療についての全体感をお伝えいたしました。

今回は、がん診療における役割分担というテーマでした。がんの診断に始まり、数年に及ぶ苦しい治療に寄り添いつづけるがん治療医にとって、患者さんとの命がけの信頼関係やその責任感の重さから、ご参加されていたある先生からは「私は、自分ががんの診断を行った患者さんは、棺桶に入るまで面倒をみろと教わってきた」とその心境を吐露されていました。

それでも患者さん側のQOLを中心に考えると、病院のがん治療医が終末期に出来ることには限りがあります。私たちは在宅医療を行う医療機関として、その真心をしっかり受け継ぎながら、残された時間を大切に過ごすための支援を担当します。このふたつの専門性がひとつながりになることで、患者さんにとって、また我々医療者にとっても、本当に安心出来るがん診療が可能となるのだと思います。今回の病院医、看護師らへのセミナーは、その大きなステップになったことを実感しました。これからも積極的にこのような活動を続けていきたいと思っています。

セミナー 遠矢院長 五味医師 篠田医師 全員


家族の木 ~家族志向ケアについて深めよう~

5月20日(水)に当院の杉谷医師による「家族の木」についてのセミナーが開催されました。

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患者様には、患者様を支えておられるご家族がいます。患者様をケアするときに、ご家族も合わせてケアすることが必要でかつ重要であるという、家族志向・家族志向ケアについて学びました。
これらを学んだ後、事例を元にお芝居をしました。このお芝居のシナリオはスタッフが事例を元に作成し、小道具からこだわりました。スタッフによる感情こもった迫真の演技が繰り広げられ、笑いが起こる場面も。

 

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この演技から得られた情報や、人の誕生から晩年期までの人生の経過を円環に描いた家族ライフサイクルを参考にして、家系図を作成し、家族の思いや関係性について仮説を立て、どのような支援や問題が起こりうるかグループ毎に話し合いました。

 

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ケアマネや看護師など他職種に参加していただき、様々な視点で話し合うことが出来ました。また、患者様やご家族に対するさらなる深い関わり方や、患者様を含めたご家族間を円滑にする関わり方についてお互いに意見を交換し合いました。

 

このセミナーで得られた内容を、今後に活かしていきたいと思います。参加してくださった皆様、お忙しい中ありがとうございました。

 

(看護師 石丸結理)

 


聖路加国際大学で看護学生さん向けに講演しました

5月18日に院長の遠矢医師、片山看護師が、聖路加国際大学の看護学生に「高齢社会に求められる看護師の役割 -訪問看護師の視点から-」という演題で、講演をさせていただきました。

参加者は50名程度で、学生さん以外にも急性期病院の看護師さんや看護大学の教員さんも聞きに来ていただいたので訪問看護に対する関心の高さを感じました。

これからますます重要となる在宅医療で、学生さんの関心も急性期病院から在宅に移り変わっているようです。在宅医療で何ができるのか、よい在宅医療はどんなものなのか、、参加いただいた学生さんは自分の進路にも思いを馳せているようでした。

一人でも多くの学生さんが在宅医療に興味をもっていただき、将来、在宅医療の場で活躍していただければ嬉しい限りです。

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第17回日本在宅医学会もりおか大会に参加しました

先週末行われた日本在宅医学会もりおか大会に参加してきました。

一年に一度のこの学会参加も恒例となり、当院からは今年13演題の発表を行いました。

氏名

発表演題

尾山 看護師 グループホーム入居者の便秘解消を目指す取り組み〜排便体操DVDを制作して〜
片山 看護師 認知症初期集中支援チームでの実践からこれからの地域包括ケアシステムについて考える
五味 医師 在宅版肺炎クリニカルパスの開発
篠田 医師 当院における施設看取りの現状〜これからの施設看取りと緩和ケアの可能性〜
永田 看護師 肺炎パスにおける在宅看護師の役割
西田 医師 介護・医療連携におけるカルテの有用性
袴田 医師 医療連携によるオーダーメイド・リハビリテーションの実践
林 看護師 がん終末期における家族へのデス・エデュケーション〜輸液療法を通して家族ケアを考察する〜
村上 事務長 死亡前30日の在宅医療介護費と入院医療費の比較調査
村上 事務長 在宅医療の業務効率化の取り組み〜ディクテーションによる診療録作成サポート〜
北山 副事務長 当直医に対する「死亡診断時の立ち振る舞い」ガイドラインの活用効果
北山 副事務長 地域医療連携支援システムの利用実態
木内 副事務長 代理往診体制の現状

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みんな一生懸命準備し、練習して当日を迎えました。

発表された方々、お疲れ様でした。

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働く場所は違っても同じ在宅医療の領域で働いている方々が、日々試行錯誤しながらも頑張ってらっしゃる姿を拝見し、お互いに労いあえるのも学会参加の醍醐味の一つです。

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終わったあとは、盛岡名物のわんこそばを美味しくいただきました。

1位の記録はなんと150杯!!

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次回大会は東京ビックサイトでの開催予定とのこと。

盛岡で得たたくさんの学びを踏まえ、また次の一年も一日一日患者さんのために世田谷のためにできることを考えつつ歩んで行きたいと思っています。

(薬剤師 大須賀悠子)

 


在宅医療部登山部(正式名称は世界遺産部)

春といえば、新しいことをはじめたくなる季節です。
ということで桜新町アーバンクリニック在宅医療部では、登山部
(正式名称は世界遺産部)が始動しまして、4月4日に初登山へ行って
きました。

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場所は山梨県北杜市にある標高1,660mの日向山。
ここは不思議な山で、山頂が真っ白な砂に覆われてまるでビーチの
ような景観なのです。

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登り1時間半程度で絶景が見れるらしいとの情報で選んだのですが、
当日は曇り時々雨☂

山頂は霧の中で景色はまったく見えなかったですが、持ち寄った
食べ物での砂浜ピクニックはとても楽しかったです。

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気軽に登れる山なので、絶景を見にまた行きたいと思いまーす!

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(看護師 尾山直子)


日本医学会総会シンポジウム「認知症の介護を考える」に片山智栄看護師が登壇

日本医学会総会シンポジウム「認知症の介護を考える」に片山智栄看護師が登壇し、一般市民も聴講される中、認知症の方への看護と初期集中支援について、分かりやすく発表しました。

これから日本中のすべての地域で初期集中支援事業が始まりますので、そのモデルとなるべく、3年間の実践から得た学びを盛り込んだ内容でした。

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毎年恒例のクリニックのお花見 in 砧公園

診療の合間をつかって、全スタッフで砧公園でお花見をしました。ちょうど満開で気持よく、お弁当を食べたあとはフリスビーや缶蹴り、だるまさんがころんだをしました。

1時間弱と束の間でしたが、充電後、みんな元気に仕事に戻りました。

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WHO認知症啓発キャンペーン動画で片山看護師がメッセージを述べました

WHO(世界保健機関World Health Organization)で行われている認知症啓発キャンペーンの一環で、世界中の認知症ケアや研究に関わる人たちからのメッセージ動画が公開されました。
5分弱の動画なのですが、日本からは塩崎厚労大臣をはじめ4名(団体)のメッセージが採用されていて、当院の片山智栄看護師が寄せた「いつまでも自宅で過ごせるように」というメッセージも採用していただきました。動画の1分52秒あたりを是非ご覧ください。

WHO啓発キャンペーン

このような機会を頂いたのは、昨年11月5日に英国大使館で行われた、’Young leaders discussion for innovative ideas to address dementia’に参加したご縁からでした。
詳しくはこちらをご覧ください→http://www.sakura-urban.jp/blog/archives/1252
当院でも、認知症の方がいつまでも住み慣れた自宅で、地域で、暮らしていけるように、診療や看護など様々な活動を通じてサポートしていきます。

(事務長 村上典由)