月刊保険診療2015年12月号「在宅医療 最適マネジメント術(座談会)」に事務村上が司会役を務めた座談会記事が掲載されました。座談会では「在宅医療マネジメントを成功させる12の秘訣」というテーマで、在宅医療業界でご活躍中の3先生に各院の取り組みについてお話をお伺いしています。
(出席者)
苛原 実 様(医療法人社団実幸会 理事長,いらはら診療所院長)
田村 豊 様(医療法人社団めぐみ会 理事長)
中村 哲生 様(医療法人社団南星会 湘南なぎさ診療所 事務長)
当院有志で”アカペラ合唱部”なるものが結成され、忘年会の場でChristmasCarolMedleyが披露されました。
企画者である篠田医師を中心に1ヶ月程前から本気の合唱の練習を始めました。最初はパートごとの練習に苦労し、その後は各パート集まっての合同練習。本番が近くなると、朝練・昼練・仕事終わりと、時間が取れる人は参加し、音を合わせていきました。最終的に当院の約半数をしめる程の大所帯になった”アカペラ合唱部”、ご興味のある方はご笑覧ください。
11月18日(水)17時から20時30分まで、クリニック近くにある大東京用賀ビルで『世田谷 在宅医療・介護フェスタ2015』を開催しました。
これは、在宅医療・介護に関わる医療・介護事業者の皆様向けに、すでによく使われているが「今さら聞けない!」あるいは「最新の、これは知っておくべき」という在宅医療・介護機器を紹介するものです。
今回の会では、地域の医療・介護事業者の皆様にご来場いただき、機器を見ていただくと同時に実演や実際触っていただくなどで理解を深めていただくことで、地域の在宅医療・介護の質の向上につながることを期待しています。
堅く感じられるかもしれませんが、準備から当日までスタッフ全員で楽しく進めていくことができました。
雨の中、フェスタはスタートしました
クリニックのスタッフは全員やる気で満ちています。
各企業の皆様も準備万端です。
当日は、多くの企業の担当者様、参加者が集まってくださり、医療・看護の機器について学ぶ機会となりました。
参加者は、93名でした。雨の中ご来場くださりありがとうございました。
実際に、機器を体験することもできました。
参加者の皆様も楽しそうでした。
企業のご担当者の皆様も一生懸命説明してくださいました。
会の途中では、医師によるミニセミナーを4回開催し、医師によってテーマが違い、それぞれ特色のあるものでした。
参加者の皆様からは、感想として、「在宅での緩和ケアに関連する機器を近くでみることができた」、「在宅でどうしようか困っている方にとても参考になった」、「服薬の自己管理できていない方のご家族から服薬ロボットのことを聞かれたので興味をもった」など多数のご意見をいただきました。
最後は、桜新町アーバンクリニックと各企業の担当者様とで記念写真を撮りました。
今回のイベントを通して、これまで以上に企業のご担当者様・地域の医療・介護を仕事にされている方々と、スムーズな連携をとることができれば幸いです。
今後も地域一体となって、より良い医療を実現していきたいと思います。
2015/12/8、東京都医学総合研究所の中西三春さんの講演会を行いました。テーマは「認知症緩和ケア~診断から死後までの継続したパーソン・センタード・ケア~」。
日本でも有数のリサーチャー(看護師)である中西さん、中西さんは英語論文で世界に発信し続ける比類ない看護師であり、そのエビデンスや研究成果もたいへん優秀な結果を出されておられます。
今回はまさにご専門である「認知症の緩和ケア」というテーマでのお話でした。
やがて亡くなる病としての認識が薄い認知症ですが、その限られた時間の中で徐々に喪失される記憶や身体機能、意思に対して、家族も含めた緩和ケアが必要とのこと。またその苦しみを残された機能を使って表現しているのがBPSDと捉えることが出来れば、どのようにアプローチすれば良いかが見えてきます。つまりは認知症ケア全体が緩和ケアなのだと感じたが、あえて「緩和ケア」という言葉で表現することで、認識を変え、パラダイムシフトを起こす起爆剤となるように感じました。また、世界14カ国の認知症施策を比較し、そこから日本のオレンジプランを検証されていることも、大変重要な指摘でした。
中西さんがこれまで書かれた論文はほとんど英語だが、欧州緩和ケア学会による「認知症の緩和ケアについての提言」の日本語版(翻訳 中西三春)は、以下のサイトで読むことが出来ます。
European Association for Palliative Care, EAPC 「アルツハイマー病その他の進行性の認知症をもつ高齢者への緩和ケアと治療に関する提言」
質疑応答での議論も活発で、とても白熱した会になり、新しい知見がたくさんありました。
中西さん、東京都医学総合研究所の皆さん、ありがとうございました。
2015/12/5 当院で定期訪問診療を行っている老人ホームにて「看取り、幸せな人生のしめくくり方」と題して、遠矢医師がご家族向けの講演をさせて頂きました。
老年期における病気や老衰の考え方、終末期における意思決定、延命治療と緩和ケア、施設で尊厳ある最期を迎えるためになど、普段からホームでの看取りに際して、ご家族との話し合いの中でお伝えし感じてきたことをお話しました。
施設の在宅医療は、そこにご家族が不在という点でも、一般の居宅とは異なる様々な難しさがあります。こちらが想像する以上に、大切なご家族の終の住処として老人ホームを選んだご家族としての思いや不安をそれぞれに抱えておられるようで、「こういう話が聴けて良かった」「もっと先生と普段から話をしたいと思った」「在宅医療という分野のプロフェッショナリティを感じた」といったご感想を頂けたのでよかったです。
2015/11/13 日本クリニカルパス学会のシンポジウム「地域連携とクリニカルパス-優しい在宅医療体制をつる ケアサイクルの理解-」で五味医師より当院で取り組んでいる『在宅版肺炎クリニカルパス』の開発・導入実績についての報告をさせていただきました。
在宅医療における肺炎治療は、初動治療が早いこと、点滴・吸痰など病院と変わらぬ処置が可能なこと、家族による密度の高いケアが出来ること、これまでの生活動作が継続されることから入院での治療に比べて治癒率が高いと言われています。また、“肺炎を自宅で診る”ことで、入院に伴うせん妄やADLの低下などrelocation damageの防止にもつながるというメリットもあります。取り組みの詳細はこちらをご覧ください。
クリニックの取組み > 肺炎クリニカルパス
医学書院様のホームページにも紹介されましたのであわせてご覧ください。
週刊医学界新聞 > 第3154号 2015年12月14日
2015/10/31に桜新町アーバンクリニックにて、
フランスのリヨンの家庭医であるソフィー・サン医師による講演会
「フランスの医療制度におけるGPの役割〜a pleasure or burden〜」
が行われました。当日は、当クリニックからの参加者に加えて、
医師、学生、ジャーナリストなどの参加者が来られました。
当日の講演会では、ソフィーさんからフランスの医療制度、
家庭医(GP)の役割、医学生教育、家庭医の研修医制度などの
幅広いトピックについてお話がありました。
また現在フランスの家庭医が直面している問題についても
触れられました。
講演会後半の質疑応答では、参加者から積極的な質問があり、
活発な意見交換の場となりました。
今後もこのような国際交流の場を通して、他国の良い医療を学び、
日本の医療の向上に役立てると同時に、また日本の良い医療を
積極的に他国に発信していけたらと思っています。
(当日の様子は、高齢者住宅新聞にも掲載されました。)
11月7日、味の素スタジアムで行われた、42.195kmのリレーマラソンに参加しました。
1周2kmの特設コースを2~10人までを1チームとして、フルマラソンを走ったタイムで競うものです。
桜新町アーバンクリニックでは、遠矢院長医師を筆頭に、五味医師、橋本医師、尾山直子看護師、永田美由紀看護師、船木巳加看護師、村上事務長、事務の木内・木内の息子、事務の高柳の10名が参加しました。
また、篠田医師、大須賀薬剤師も応援にきてくれました。
当日は天気に恵まれ、快晴の青空の下走るのはすごく気持ち良かったです。
クリニックの皆さんで参加することに意義があるのだから、無理はしない。と思って走るのですが、他の参加者のペースが早くて、ついつい無理して走ってしまいがちでした。
走り終わった後は、汗びっしょりです。
それでも、走ったという満足感と爽快感があり、清々しいです。たすきをつなぎ、走り切ることでメンバーの絆が深まったような気がしました。
マラソンの後は、美味しいご飯を食べて帰りました。
遠矢医師の出身地である鹿児島料理のお店で、とても美味しかったです。
元気をもらった一日でした。これからも患者の皆様へ、元気をわけられるような対応をしていきたいと思います。
10月23日に当院で新川医師・薬剤師の大須賀による『どうすればうまくいく?在宅での服薬管理のいろいろ』セミナーを開催いたしました。
多くの方に参加いただき、職種としては、薬剤師・看護師・ケアマネージャー・歯科医師・歯科衛生士・理学療法士など多様でした。
セミナーでは、ポリファーマシーの現状と問題点について、解説があり、その後実際の症例を使い、グループに別れてディスカッションをしました。多様な職種からなるグループから様々な意見が出て、それを発表することで、お互いの気づきにつながったようです。真剣で、楽しそうにディスカッションしている様子が印象的でした。
最後記入していただいたアンケートでは、情報共有の難しさについて触れている方が多かったです。このようなセミナーだからこそ出た気づきと意見であり、普段の業務を違った観点からみるいい機会になったのであれば幸いです。
これからも、地域の皆さまに貢献できるセミナーを開催していきたいと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。