アーバン日誌
世田谷 認知症とともに生きる みんなでアクションガイド
院長ブログ 2022年4月28日
2020年10月に制定された「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」が目指すのは、「これまでの認知症観を変える」こと。それを具現化すべく、様々な「アクション」が始まっている。
そのひとつが「認知症サポーター養成講座」の改革。日本ではすでに1300万人を超える方が受講されているが、養成講座終了者の認知症に対する認識や行動変容などサポーターの実情が見えないのが課題。
認知症当事者の方々による発信や協働の機会が活発化する中で、認知症になってもいきいきと暮らしている方々の声を聴き、本人たちと一緒に行動を起こす、起こしたくなる、そんなサポーター講座を目指したいと言う声が高まり、そのための新たなテキストとして制作した「みんなでアクションガイド」がついに完成した。僕も医療のところを担当させて頂いた。
認知症になってもその人らしく暮らしていく、活動していくために、周りの人々や地域社会がどうあるべきか。出会うところから始まる小さな心の動きを大切に、ひとりひとりのアクションにつなげて社会を変えていく。絶対に希望条例をカタチだけのものに終わらせないという気持ちを込めて。
世田谷区>アクション講座(世田谷版認知症サポーター養成講座)>
「世田谷 認知症とともに生きる みんなでアクションガイド」
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/006/002/001/d00140966.html